ショボいフレーズ講座 - 『オレ、ハタチでタバコやめたんだよ。』

こんにちは。
一歩社会に出たら使ってはいけない『ショボいフレーズ講座』で、今週もエグゼクティブなアダルトの『禁句』を学んでまいりましょう。
講師は私、山本ステラです。

今日の『ショボいフレーズ』は、コチラです。
ボブ、お願いします。

ボブ『オレ、ハタチでタバコやめたんだよ。』

ボブ『オレ、ハタチでタバコやめたんだよ。』

……はい、とってもショボいですね。
では、解説いたしましょう。

この言葉は、２つのインパクトで、自分の偉大さをかもしだそうとするフレーズです。
まず、『オレ、未成年でタバコ吸ってたんだよ、ちょっとワルだろ？』という、意外性のインパクト。
続いて、『でも禁煙したんだよ、若いときからおとなっぽいだろ？』という、大人を感じさせるインパクト。

でも、どちらもインパクトとしては、ショボいんですね。

では、実際に使ってしまった場合を、ふたつのケースで見てみましょう。
まずは、器が大きいタイプの方とお話した場合です。
ボブ、ビル、お願いします。

ボブ『なあ、ビル。オレ、ハタチでタバコやめたんだよ。』

ビル『そうなんだあ。オレも若い頃は１日３箱吸ってたけど、やめたんだよね。キッカケは……。』

……話題をかぶせてくれましたね。
器が大きい方は、あまりに話題が広がらないので、自分の話に強引にひっぱりよせて、話を広げようとしてくれます。
やさしいですね。

もうひとつ、能力や人格を重視するタイプの方とお話した場合を見てみましょう。
ボブ、ビル、お願いします。

ボブ『なあ、ビル。オレ、ハタチでタバコやめたんだよ。』

ビル『へーえ。』

……完全にスルーされましたね。
まったく興味がないうえに、『つまらないことを言う人だなあ』と思われてしまいました。
完全に逆効果になってしまうんですね。

このフレーズは、もし本当のことだったとしても、このように『ショボいフレーズ』として受け取られてしまいます。
使わないにこしたことはありません。
充分に、気をつけて頂きたいと思います。

……では、もう一度ボブの発音を聞いて、覚えましょう。

ボブ『オレ、ハタチでタバコやめたんだよ。』

ボブ『オレ、ハタチでタバコやめたんだよ。』

……はい、覚えましたか？
あなた自信の名誉のために、このフレーズは絶対に使わないようにしましょうね。
では、本日はこのへんで。

さようなら。