申し訳ないけど共感できません - 黒ひゲイ危機一発 [◆私見!!]
ちょっと前のニュースなんですけど、私なりに感じたことを書きます。
『「黒ひゲイ危機一発」、同性愛団体が発売中止求める』
http://www.asahi.com/national/update/1222/TKY200512210592.html
彼らの言い分は、2点です。
1)同性愛者に対する差別である
2)子供に偏見を植え込む恐れがある
まずひとつめ。
同性愛に対する差別であるというのは、曲解が過ぎるのではないかと思います。
その理屈を展開する相手は、ト●ーではなくレイザー●モンH●ではないでしょうか?
例の商品は、間違いなく、同性愛者をウリにしているワケじゃありません。
レイザー●モンH●をウリにしています。
そこを見間違えているんじゃないでしょうか?
そのレイザー●モンH●がウリにしているのが、まさに同性愛です。
極めて明るい感じでキャラクターを作っていますが、流行語として認知されたように、その影響力は絶大です。
三段論法とは言いませんが、私の目から見ると、批判すべき対象が違うような気がします……いかがでしょうか。
それからふたつめ。
この玩具の持つゲーム性に問題があるとすれば、これも同性愛がテーマではなくなります。
『人を剣で刺す』という攻撃性や残虐性が問題視されるハズです。
ところが、記事の内容を見ると、そのような指摘にはなっていません。
自分たちの立場を守るためだけのこじつけの理屈に見えてしまいます。
このような言い分だと、少なくとも私は共感を感じることはできません。
同性愛の方々が、いわれなき差別を受けているという事実を(伝聞レベルで、漠然とですが)知っている前提で、あえて書きます。
もちろん、同性愛主義の方々を差別しているヤツらはヒドイと思います。
しかし、こういった過敏な反応をしていると、世論の中で共感を得ることができなくなっていくんじゃないかと思います。
被害妄想にとらわれて常識的な距離感というものを判断できない人たちだ、とワクをはめられてしまいそうな気がします。
この団体の行為は、同性愛の方々の立場を悪くする可能性があると考えます。
他の同性愛の方々が常識的な距離感を備えているとしたら、そういった方々の立場も危うくしてしまうキケンがあります。
不当な差別に声をあげるなとは言いませんが、その判断の境界線はもう少し思慮したほうがいいのではないかと……。
人格の尊重に関わる難しいテーマですが、あえて書かせて頂きました。
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