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『オトコの浮気は本能だけじゃない』というお話 [ ┣ マイスタイル]

今日はたいしたニュースもなかったみたいなんで、たまには普段考えているネタを書きますね。

今回は、オトコの浮気の『私的』な解釈、『オトコの浮気は本能だけじゃない』というお話。
『私的』ていうことを踏まえて、『おもしろ半分』に読んでもらえれば、ありがたいです!
すごいカン違いとかウソとかあるかもしれないので、全部信じちゃダメですよ!

あ、オトコの浮気を正当化する意図はないので、怒らないでくださいね!

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【オスの本能】

オスってのは、自分の遺伝子をできるだけたくさん残す=子どもをいっぱい作る、という遺伝子の命令を持ってます。
このとき、子どもが似たような遺伝子を持ってしまうと、マズイんです。
例えば、みんなが虚弱体質だと、ちょっとしたことで全滅しちゃいますよね。

だけど、子どもがバラバラの遺伝子を持っていれば、虚弱でないグループができるかもしれません。
そのためには、子どもの特徴がバラけるような交配をすればいいんですね。
だから、オスはできるだけ不特定多数のメスと交配しようとします。

その本能がストレートに現れるのが、動物の『群れ』です。
ボスが不特定多数のメスと交わることで、遺伝子のバリエーションをたくさん残そうとします。
しかも、『ボスは強い=ボスの遺伝子は優秀』ですから、同時に強い遺伝子を残せるんですね。

ライオンの群れは、オス(ボス)が交代すると、新しいオスが前のオスの子どもをすべて殺します。
これは、弱い遺伝子を残さないという遺伝子の命令の現われとして説明できるんです。
『オレに負けた弱いオスの子どもは弱い』『強いオレが新しく強い子どもを作る』ということなんですね。

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【オスは消耗品】

では、なんで種はオスを中心に回るのか・・・というと、実はオスを中心にしているワケじゃあなさそうです。
オスというのは、最前線で外敵と戦ったりする、種全体を守るための存在だと思うんです。
つまり、個々の位置付けは『消耗品型作業員兼戦闘員』・・・すなわち『捨て駒』じゃないかと。

『捨て駒』がたくさんいて、しかもそれぞれが強ければ、より種全体の危機回避率が高まる・・・ということですね。

そう考えると、長く生き残っているオスは、充分強い=優秀な遺伝子を持っている期待値が高い、ということになります。
そのオスが繰り返し交配すれば、強い遺伝子を持つ子どもが増える・・・ということに。
つまり、淘汰の中で生きのびたオスがたくさん子どもをつくることが、種の安定にひとやく買うワケですね。

これは高等動物の話で、それ以外にはあてはまらないようです。
特に昆虫などは、メスがこの役割を果たす種もあります・・・ハチなどが有名ですね。
カマキリなんか、メスのほうがガッシリしてますしね。

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【浮気のサイクルと子育て本能】

・・・さて、人間は、オスが次のメスを求めるサイクルは3年~4年と言われています。
これはおそらく、子どもの育成と関係があるんだろうと思います。
妊娠で1年、子どもが最低限の自立行動を身に付けるのに2年・・・その期間、オスは母子を守る、ということですね。

人間は、イヌやネコと違って、一度に産む子どもの数が(通常は)1子~2子と、非常に少ないです。
せっかく産まれた子どもを守れないと、個体数がどんどん減っていってしまいます。
これは、種の存続の危機ですよね。

なので、子どもが最低限の自立活動をできるまで、ガッチリ守りに入ります。
そこにオスも加わることで、その防御がシステム的に強化されます。
その期間が、3~4年というワケですね。

ここで、以前のblogで、子育てでがんばるのはママ・・・みたいなことを書きました。

『「ゆとり教育」から考える日本の教育環境』
http://blog.so-net.ne.jp/mahoris/2005-03-16

これにはふたつの理由があります。

ひとつは、前述の通り、オスの本能はすぐに別のメスを求めて母子のもとを離れること。
もうひとつは、子どもの本能もこれに適応している、ということです。
数年で離れていくオスより、長期間そばにいてくれるメスになつく、という解釈です。

『子どもがパパになつかない』『パパが子育てを手伝わない』なんて、ありがちな光景ですよね。
これは、種の本能に素直に身をまかせた結果じゃないかと思うんです。

子どもは本能で活動しがちですから、子どもの行動傾向は変えられないんじゃないかと思います。
子どもから見たときに、大人がそれにあわせているのが一番自然じゃないかと思うんですね。

もちろん、分別のつく親まで本能の言いなりになる必要はありません。
パパは陰になり日向になり、しっかりママを支えてくださいね。

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【セックスが気持ちいいから・・・?】

・・・えと、ここまでは『本能が命じる浮気』についてでした。

女性の方は、きっと『なに都合がいいこと言ってんのっ!』って思ってますよね(汗)。
でも、こういうのって、都合がよくないと、マズイんです。
こういうことが都合よくないと、生存競争に負けて、絶滅してしまうんですね。

私たちホモ・サピエンスと同じ『ホモ属』は、複数(8種類?)見つかっています。
でも、現存するのは、私たちホモ・サピエンスだけです。
それ以外のヒト(ネアンデルタール人とか)は、絶滅してしまいました。

彼らが生存競争に負けた理由は、わかりません。
ですが、きっと、どこか帳尻があっていなかったんだろうと思います。
本能以外でも、体の機能とか、いろいろ考えられますけど。

逆に、私たちホモ・サピエンスは、こういう種の繁栄のためのシステムが、たまたま都合よくできていた・・・だから生き残っている、というふうに考えられるんですね。

その『都合がいい』ことのひとつの例が、セックスが気持ちいいことだと思うんです。
気持ちいいことで子どもが産まれるって、よく帳尻があったなあ・・・と思いませんか?
気持ち悪かったら、だれもやりたくないですよね・・・マニアは別かもしれないけど。

・・・ところで、セックスって、浮気の原因になりやすいですよね。
奥さんが妊娠している間にダンナが浮気する・・・というのは、よく聞く話です。
でもねえ、これは本能とは別だと思うんですよ。

それは、『気持ちいいことしたい!』ということ・・・つまり『欲求』です。

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【人間特有の浮気の原因】

人間は、他の動物と違って、ハッキリとした自我や心を持ってます。
そして、パートナーに対していろいろな欲求をぶつけるじゃないですか。
心理学なんかを引っ張り出さなくても、実体験でピンときますよね。

例えば、ダンナが『亭主関白』を理想としていれば、パートナーに常に従属を求めます。
『一家団欒』を理想としていれば、常に笑顔を求めてくるワケですね。
でも、どっちも人間ですから、いつも相手の望むことなんて、やってられませんよね。

そんなとき、オトコは、パートナーから目をそむけちゃうワケです。
『このオレの欲求を受け止めてくれる女性はいないか』てことになっちゃう。
奥さんが妊娠中にダンナがセックス目的の浮気に走るのは、このタイプの典型ですよね。

しかも、タチが悪いことに、欲求はひとつとは限りません。
同時にいくつも欲求を抱えると、『複数の女性に分担させる』なんてことまで考えやがります。
これが、オトコの浮気の動機付けを、よりお手軽で複雑にしているんだろうなあ、と思います。

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【浮気をしないオトコの心理】

身勝手な論理に見えますけど、こういう心理はオトコなら誰でも持ってると思います。
そのまま突っ走るか踏みとどまるかの差は、どこから生まれるのか。
それは、『程度』と『忍耐』と『モラル』と『不安感』だろうと思うんです。

人によって、耐えられる精神的な負荷というのは違いますよね。
抱えている欲求が、そのガマンの限界を突破しちゃうかどうか。
それが最初の関門だと思うんです。

だけど、モラルが高ければ、浮気=裏切りをする自分自身を許せないハズです。
ガマンの限界を突破しても、モラルが高ければ、裏切りはしないんじゃないかな。
離婚とか、自殺とか、悲惨なほうにいっちゃうかもしれないけど。

おもしろいと思うのは不安感で、いろんな要素がありそうです。
『家庭崩壊』の危機=安定状態の喪失、とか。
『あの人浮気したんだって?』という社会的名誉の毀損とか。
相手がお水の方なら、サイフの中身が寒くなる・・・ていう経済的負担もありますね。
こういうプレッシャーが、モチベーションをそぐんじゃないかと。

ガマンの限界を超えても不安がジャマするときは、ハケ口がありませんよね。
不安にかられると、人間は凶暴化するみたいです。
きっと、こういうパターンが、DVとかに走るんでしょうね。

ただ・・・モラルが高くて不安に敏感なオトコは、悪く言えば『マジメで気が小さい』となります。
いっしょにいても、あんまり楽しくなさそうですね(汗)。
楽しいオトコは浮気覚悟ってことかなあ・・・うまくいかないもんですね(汗)。

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【オトコの浮気は本能だけじゃない】

というワケで、オトコの浮気は本能だけじゃない・・・という、ちょっと複雑なお話。

浮気しないパートナーを求めるなら、うまく欲求を解消しあうのがいいんでしょうね。
共通のシュミを持ってるとか、話し好きと聞き上手(かつ好き)とか。
結局は、『相性』と『努力』ってことなんでしょうね。

真剣に将来を考えている男性がいる、女性の方!
とりあえず、4年間は様子を見るのがいいかもしれませんよ!
(ホントかなあ・・・?)

長文にお付き合い頂いて、ありがとうございました!


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コメント 4

りき

素晴らしい分析ですね。やっぱり男が女を好き(セックスしたいという意味で)な理由がよく理解できました。私も同じことをいつも考えておりました。私自身、妻のおなかに子供ができた時、つい浮気をしてしまい、やがて離婚し、現在に至っておりますが、単にこちらだけが悪いのではないと、確信はありましたが、あなたの解説を、そのまま私を非難する人達にぶつけてやりたい気持ちです。
特に別れた我が子には、いつかわかってもらいたいと思います。
by りき (2005-04-10 11:46) 

みみちゃん

りきさん、はじめまして!
コメントありがとうございます。
そうですか・・・おつらい状況なのですね。
お互いに感情のぶつかり合いになってしまうと、いろいろなことが見えなくなってしまうと思うんです。
お子さまと落ち着いてお話ができ、少しずつでも理解しあっていけるよう、微力ながら願っております。
by みみちゃん (2005-04-11 20:49) 

はなこ

はじめまして!やはり男性の意見というものは理路整然としていて、納得しますね~私は現在妊娠中で何となく、主人のことが気になり、真面目ではあるものの男性の気持を知りたく拝読させていただきました。書き込みによっては女性の意見もあり、それはそれでよいのですが、ちょい感情的で益々心配の種になるので・・・。
 どちらかというと主人は家庭安定の喪失を不安に思うタイプ・・・と判断しますが、やはり「本能」というものも理解するべきと思うんですね。いくら真面目でも下心が全く無いわけじゃなく・・・。今仕事がとても重要な時期であることや責任感が強いこともあるので、すぐに「浮気」とは心配はしてないのですが、あまりにも淡白・・というか、頭の切り替えをして体の声を聞いてるのか、逆に私が心配しているくらいで・・・。出張が多いので、いわゆる自己処理なんかで済ませるのが男性と思うのですが、出張中は毎晩チャットとカメラで1時間は話しているので、浮気・・・は心配はしてないのですが・・・。
 男性から見て、どう思われますか??
浮気を理性で我慢できる男性もいる・・・と思われますか?
疑うとキリが無くて、ケンカ時も「今はそんな浮気できるほど精神的にも余裕がないんだ」と最後は怒られるくらいで・・・。
 みみちゃんが言うように、お互いの努力・・・本当にそう思います。
私女とて、浮気心・・・が全く無い「動物」ではないし、お互いが「理想」のために「理性」を持って、互いを尊重し合っていく・・・しかないのですよね?
 少し、お返事いただけたら嬉しいです!
by はなこ (2005-05-11 22:19) 

みみちゃん

はなこさん、はじめまして!
ご訪問ありがとうございます!

このコメントも長文になっちゃいそうですが、考えていることを書かせて頂きますね。
私の感覚が、一般論として見れるかどうかにはちょっと自信がないので、その点はご了承ください。
結論から言えば、浮気をしないように自分をコントロールできるオトコは、実はけっこう多いんじゃないかと思います。

blog本文で書いた通り、浮気本能というのは誰でも持っていると思います。
だけど、そこは精神を持つ人間ですから、テクニックを使ってコントロールできるハズだと思うんです。
そのやり方も、いろいろあるんじゃないかなあ、と。

私の場合、『よきダンナ』に見えるように努力して、そんな自分に自己陶酔する(汗)ことが、自分にあった家庭円満の方法だろうと思いました。
それが同時に、浮気防止になったようです……結婚して10年を過ぎましたが、いまだに浮気をする気がおきません。
私のように、自分が大スキだけど自信がなくて、気が小さいけれどプラス思考で、面倒くさがりでせっかちな人間には、この方法がピッタリだったんでしょうね、きっと(汗)。

それと、私がこれまでの人生で知り合ってきた人たちの中で、リアルに浮気をした人間というのは、ひとりだけでした。
それが小学校の担任で、私の同級生のおかあさんと……ていうオチがついてたりするんですけど(汗)。
他の人に声をかけてサンプルを集めたことがないので、これが多いのか少ないのかはわかりませんが。

ちなみに、オトコの性欲って、実は『ふたつ』あるみたいなんです……ひとつはエッチで、もうひとつは『放出』です(汗)。
どうも、生殖能力が衰えたりしないように、(定期的とは言わないまでも)ときどき『放出』しないとツラくなるようにできてるみたいなんですね。
だけど、『放出』したいだけなら、セルフで全然大丈夫なんです(笑)。

女の人には、どうもこれがピンとこないみたいですよね。
オトコの中にも、『放出』したいだけなのに、それを自覚できずに、女性を求めてしまう人もいるんじゃないかと思います。
こういうのは、しなくて済むハズの浮気だろうなあ……とも思うんです。

> 私女とて、浮気心・・・が全く無い「動物」ではないし、お互いが「理想」のために「理性」を持って、互いを尊重し合っていく・・・しかないのですよね?

『……しかない』と考えてしまうと、ヘコみませんか(汗)?
『……すれば、結婚生活が楽しくなる』と考えるのがいいんじゃないかなあ、って思うんです。
実際、お互いの少しずつの歩み寄りと努力があれば、きっと楽しい家庭生活が実現できると思うので(私の実体験からです、ハイ)。
by みみちゃん (2005-05-12 21:04) 

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