子供を守る！ - 誰が？ どうやって？

昨今、子供が事件の被害者になるケースが重なっています。

防犯グッズや登下校時の親の付き添いを含め、小手先の対応でなんとかなると思っていいんでしょうか。
これはちょっとギモンです。
なぜなら、悪意を持つものが存在する限り、チャンスがあれば犯罪は起きるからですね。
犯罪防止のための手段が短期的に有効であることは、間違いないと思うんです。
だけど、すぐにいたちごっこになりそうな気がします。

一方で、罰則を重くするという手段も考えられます。
ただ、『バレなければ捕まらない』 という性根の腐った人間には、この方法も効きません。

最悪なのは、親が子供に対して犯罪を犯すケースですね。
今日の報道では、子供を義務教育にも出さないまま、１０年以上軟禁していた親がいた……という報道がありました。
これ以外にも、とても同情できない虐待事件は山ほどあります。

難しいことですが、こういう価値観の偏った人間が育たない社会を作らないと、根本的な解決にはならないような気がします。

どうすればいいのか、私にもわかりません……。
ただ、特殊な家庭環境で育った子供が、まっとうな人格や価値観を持つに至らず、道徳的・人道的判断ができないケースが多いんじゃないか……と推測しています。
子供とできるだけ一緒にいてやる、いろいろ経験させてやる、喜びや悲しみを共にする、学校・教師などの他人を頼らない……といった普通のことが、できにくい社会になっています。

防犯のための最新の手段を駆使し続け、悪意の発動を食い止める。
一方で、心の豊かな家庭を努力して維持し、新しい悪意が育ちにくいようにする。
結局は、ひとりひとりが危機意識と自覚を持って、みんなが連携してよりよい社会を目指す。

いまのところ、これくらいしか思いつきません……。